事業の概要
農業・農村は、地域の保全、水源の涵養(かんよう)、自然環境の保全、良好な景観の形成などの多面的機能を有しており、その利益は、農家だけでなく広く地域全体として享受しています。しかし、近年では、農家の減少や高齢化により、農地や農業用水、ため池などの農村地域の資源を農家だけで適切に保全・管理することが難しくなってきており、地域の共同活動によって支えられている多面的機能の発揮に支障が生じつつあります。そのため本事業は、農地の多面的機能の維持・発揮を図る地域の共同活動に対して支援を行い、地域資源の適切な保全管理を推進することにより、農業・農村の有する多面的機能が今後とも適切に維持されることを目的としています。平成27年4月1日からは「農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律」が施行され、法律に基づいた制度となりました。
多面的支払交付金は、「農地維持支払」と「資源向上支払」に区分されます。
農地維持支払交付金
以下の活動に対して支援を行います。
○農地周りの草刈り、水路・農道の草刈り泥上げ、農道の路面維持など
○農村の構造変化に対応した体制の拡充・強化、保全管理構想の作成など
資源向上支払交付金
以下の活動に対して支援を行います。
○水路・農道などの軽微な補修
○植栽による景観形成、水質モニタリング調査などの農村環境保全活動
○老朽化した水路などを補修・更新する施設の長寿命化のための活動
計画の公表
農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律(平成26年法律第78号)第7条第5項の規定に基づき、多面的機能発揮促進事業に関する計画を認定したので、同条第6項の規定に基づき、その概要を下記のとおり公表します。
・多面的機能発揮促進事業に関する計画の概要 (PDF 51.4KB)
取組事例
事業の詳細
事業の詳細については、以下の関連リンクをご覧ください。