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登録文化財-建造物

4.登録文化財 4-1.建造物

令和2年8月新規登録 New!!

旧北室醫院診療所、病棟、主屋、土蔵、庭門及び内塀、土塀、石垣 合計7件を追加しました。
 

目次(国の登録文化財 合計19件)

(新着)旧北室醫院関係リンク
旧北室醫院関係 診療所 病棟 主屋 土蔵 庭門及び内塀
  土塀 石垣      
端四国八十八箇所霊場リンク
端四国八十八箇所霊場 札所 別所堂 大泉堂 白村堂 日浦堂 長瀬堂
  吉良堂 皆瀬堂 竹屋敷堂 引地堂 浦山堂

・織本屋(旧折目家住宅)
・東福寺本堂

小さい写真はクリックして拡大写真を見ることができます。

旧北室醫院診療所<きゅうきたむろいいんしんりょうしょ> 1棟

  1. 指定 国登録文化財 re旧北室醫院診療所.JPG
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物
  4. 所在 つるぎ町半田
  5. 指定日 令和2年8月17日
  6. 年代 大正10年(1921年)

吉野川南岸の敷地中央西寄に南面して立つ。木造二階建、寄棟造、桟瓦葺の洋風建築で、正面に切妻破風と車寄を付す。外壁は柱や貫を現し、小壁を漆喰塗、他を板張とする。改修も少なく医療設備等も良く残り、地域医療を西洋医学で支えた当家の歴史を物語る。

 

旧北室醫院病棟<きゅうきたむろいいんびょうとう> 1棟

  1. 指定 国登録文化財徳島県 旧北室醫院-大正棟 病棟及び渡り廊下 外観02 病棟北面:南東より.jpg
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物
  4. 所在 つるぎ町半田
  5. 指定日 令和2年8月17日
  6. 年代 大正10年(1921年)頃

診療所北側に渡廊下を介して建つ入院病棟。木造平屋建、東西に長い寄妻造桟瓦葺で、東西に下屋を付す。内部は北に七室の病棟、南に廊下を配し、南西角に水回りを突出する。病室は洋室で、板床に腰壁を廻らしベッドを置く。地域の医療施設の様相を今に伝える。

 

旧北室醫院主屋<きゅうきたむろいいんおもや> 1棟

  1. 指定 国登録文化財徳島県 旧北室醫院-明治棟 外観06 明治棟~庭門:南西より.jpg
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物
  4. 所在 つるぎ町半田
  5. 指定日 令和2年8月17日
  6. 年代 明治34年(1901年)

敷地南東に南面して建つ、漢方医時代の主屋。木造二階建、入母屋造本瓦葺で、四周に下屋を廻し、正面西寄に入母屋玄関を付し、二階壁には木瓜枠の虫籠窓を穿つ。内部は表側に薬局、診療所、床付きの座敷を並べ、奥側は住居部とする。重厚かつ上質な主屋。

 

旧北室醫院土蔵<きゅうきたむろいいんどぞう> 1棟

  1. 指定 国登録文化財徳島県 旧北室醫院 土蔵 外観02 正面:南より.jpg
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物
  4. 所在 つるぎ町半田
  5. 指定日 令和2年8月17日
  6. 年代 明治11年(1878年)

診療所東側に南面して建つ、漢方医の原料等の保管蔵。土蔵造二階建、本瓦葺で、正面に桟瓦葺の深い下屋を付す。外壁は漆喰で軒裏まで塗込める、内部は板敷で、壁、天井に鉄板を張って区画し、保管棚を設ける。簡素な外見ながら、医療機能を補佐した建物。

 

旧北室醫院庭門及び内塀<きゅうきたむろいいんにわもんおよびうちべい> 1棟

  1. 指定 国登録文化財北室庭門01引いた写真.JPG
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物(工作物)
  4. 所在 つるぎ町半田
  5. 指定日 令和2年8月17日
  6. 年代 昭和前期

主屋中程から南の土塀に至る一間棟門と板塀。門は腕木門で屋根は切妻造本瓦葺で、大棟端部に鯱(しゃちほこ)を載せる。板塀は銅板葺で棟に雁振瓦を葺き、布基礎はモルタル塗りで、松皮菱文を刻む。壁は大和打の堅板張で、襷桟の欄間を入れる。重厚な意匠の門と塀。
 

 

旧北室醫院土塀<きゅうきたむろいいんどべい> 1棟

  1. 指定 国登録文化財徳島県 旧北室醫院 土塀 04 南面(西)(東):南西より.jpg
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物(工作物)
  4. 所在 つるぎ町半田
  5. 指定日 令和2年8月17日
  6. 年代 大正後期

敷地南辺東半から東辺を囲う土塀。南辺土塀の中程を開いて端部を北側に屈折し、主屋への導入路とする。桟瓦葺、壁は漆喰塗で、南辺は腰を洗出仕上とし、要所に木製縦格子をいれた虫籠窓風の開口を穿つ。敷地南東の表構えを重厚に演出する。

 

旧北室醫院石垣<きゅうきたむろいいんいしがき> 1基

  1. 指定 国登録文化財徳島県 旧北室醫院 石垣 07 a~c部分:北西より.jpg
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物(工作物)
  4. 所在 つるぎ町半田
  5. 指定日 令和2年8月17日
  6. 年代 大正後期

北の一段低くなった吉野川側の敷地を支える石垣。北西角から北辺中程まで延び、敷地形状に合わせて雁行配置とする。吉野川流域で見られる阿波の青石(緑泥片岩)を主体に、平石や角石を積上げ、隅は算木積とする。敷地北辺の屋敷景観を支える構造物。

 

 

織本屋<おりもとや>(旧折目家住宅<きゅうおりめけじゅうたく>)主屋 1棟

  1. 指定 国登録文化財orimotoya.gif
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物
  4. 所在地 つるぎ町貞光
  5. 指定日 平成18年3月27日
  6. 年代 明和9年(1772年)

一宇街道の南中町に東向きに建つ商家建築。棟札によると明和9年(1772)の建築。切妻造、平入型の2階建。本瓦葺の屋根や漆喰塗の外壁など全体に重量感がある。両側のうだつは、二層厨子、上切妻、下葺き下ろし型になっている。
明治4年(1871)に大改築されている。

 

東福寺本堂<とうふくじほんどう> 1棟

文化財の写真

  1. 指定 国登録文化財
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物
  4. 所在地 つるぎ町貞光(東福寺)
  5. 指定日 平成24年2月23日
  6. 年代 天保4年(1833年)

境内中央に東面する。桁行26.2メートル、梁間13.1メートル、寄棟造本瓦葺で、周囲に下屋を廻らし、正面に唐破風造銅板葺の玄関を構える。東面に広縁を通しその奥を八間取りとし、後列南から第二間を内陣とする。北寄りはもと庫裏。風格ある外観の真言宗本堂である。

 

 

端四国(はばしこく)八十八箇所霊場の札所建築

端四国八十八ヶ所霊場絵図(美馬郡つるぎ町半田 酒井家文書).jpg

つるぎ町の端山(はばやま)地区を中心に巡るため、端四国と呼ばれる八十八箇所霊場の札所建築。建立年代は、江戸中期から明治期まで異なり、霊場としては近世から近代に立したもの。堂の規模はおおむね方三間で、奥に仏間を設ける。側廻りは開放であったり、建具を建て込んだりと様々。部材の彫刻や向拝の有無、屋根の形状などでそれぞれに特徴が見られる。
上図:端四国八十八箇所霊場絵図(徳島県美馬郡つるぎ町半田 酒井家文書)

別所堂<べっしょどう> 1棟

  1. 指定 国登録文化財bessho-do.JPG
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物
  4. 所在地 つるぎ町貞光(眞光寺)
  5. 指定日 平成29年5月2日
  6. 年代 江戸末期

端四国88箇所霊場の第11番札所。宝形造の三間堂で、三方吹き放ち。中央奥に幅広の仏間を張出し、三方に縁を廻らす・天井は棹縁天井とする。現在は桟瓦葺であるが、第2次大戦前は茅葺であったと伝える。地域信仰の有り様を今に伝えている。

 

大泉堂<おおいずみどう> 1棟

  1. 指定 国登録文化財ooizumi-do.JPG
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物
  4. 所在地 つるぎ町貞光(眞光寺)
  5. 指定日 平成29年5月2日
  6. 年代 江戸中期

端四国88箇所霊場の第13番札所。宝形造本瓦葺の三間堂で、桁行4メートル、梁間3.9メートルの規模の三方吹放ち。中央奥に仏間を張出し、天井は棹縁天井とする。縁を設けない簡素な作りながら、本瓦をもちいるなど重厚な雰囲気を見せる。

 

白村堂<しらむらどう> 1棟

  1. 指定 国登録文化財shiramura-do.JPG
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物
  4. 所在地 つるぎ町貞光(眞光寺)
  5. 指定日 平成29年5月2日
  6. 年代 天保11年(1840年)

端四国88箇所霊場の第14番札所。入母屋造茅葺(鉄板仮葺)の三間堂で、四方吹放ちの四方に縁を廻らす。軒は繁垂木とする。中央奥の柱筋より前に仏間を配し、天井は棹縁天井とする。虹梁を配して木鼻を付けるなど、比較的装飾豊かである。

 

日浦堂<ひうらどう> 1棟

  1. 指定 国登録文化財hiura-do.JPG
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物
  4. 所在地 つるぎ町貞光(東福寺)
  5. 指定日 平成29年5月2日
  6. 年代 天明8年(1788年)

端四国88箇所霊場の第26番札所。寄棟造鉄板葺の三間堂で、背面側を三間幅の仏間とし、三方吹放ちの四方に縁を廻らし、正面中央間には向拝一間を設ける。天井は棹縁天井とする。仏間、向拝等に彫刻を施す。仏間の規模が大きく、比較的装飾豊かである。

 

長瀬堂<ながせどう> 1棟

  1. 指定 国登録文化財nagase-do.JPG
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物
  4. 所在地 つるぎ町貞光(東福寺)
  5. 指定日 平成29年5月2日
  6. 年代 明治30年

端四国88箇所霊場の第28番札所。宝形造桟瓦葺の三間堂で、背面側に仏間を突出させる。四方吹放ちの4方に縁を廻らし、正面中央間は縁を切りこんで木階を設ける。天井は棹縁天井とする。仏間廻りには彫刻を施すが、全体に簡素な意匠でまとめている。

 

吉良堂<きらどう> 1棟

  1. 指定 国登録文化財kira-do.JPG
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物
  4. 所在地 つるぎ町貞光(東福寺)
  5. 指定日 平成29年5月2日
  6. 年代 文化7年(1810年)

端四国88箇所霊場の第30番札所。寄棟造茅葺(鉄板仮葺)の三間堂で、背面側を三間幅の仏間とし、三方吹放ちの三方に縁を廻らす。正面中央には虹梁をかけ、天井は棹縁天井とする。背面中央間を円柱とし、随所に彫刻を施し木鼻を付ける。比較的大型の堂である。

 

皆瀬堂<かいぜどう> 1棟

  1. 指定 国登録文化財kaize-do.JPG
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物
  4. 所在地 つるぎ町貞光(東福寺)
  5. 指定日 平成29年5月2日
  6. 年代 文化13年(1816年)

端四国88箇所霊場の第34番札所。宝形造桟瓦葺の三間堂で、北面中央に二間幅の仏間を設け、南・東の2面を吹放ちとして縁を設け、天井は棹縁天井とする。仏間廻りに彫刻を施すほかは全体に簡素な造りとし、地域の信仰の有り様を今に伝えている。

 

竹屋敷堂<たけやしきどう> 1棟

  1. 指定 国登録文化財takeyashiki-do.JPG
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物
  4. 所在地 つるぎ町貞光(東福寺)
  5. 指定日 平成29年5月2日
  6. 年代 大正元年

端四国88箇所霊場の第35番札所。宝形造桟瓦葺の三間堂で、背面中央を一間幅の仏間とし、三方吹放ちの四方に縁を廻らす。天井は棹縁天井とする。仏間周りに組物・彫刻を施し、正面中央間に虹梁をかける他は、柱間を貫と長押で固める簡素な造りである。

 

引地堂<ひきちどう> 1棟

  1. 指定 国登録文化財hikiti-do.JPG
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物
  4. 所在地 つるぎ町貞光(東福寺)
  5. 指定日 平成29年5月2日
  6. 年代 昭和3年

端四国88箇所霊場の第36番札所。寄棟造桟瓦葺で梁間二間、桁行二間半。背面中央に一間幅の仏間を設け、四方吹放ちの三方に縁を廻らし、天井は棹縁天井とする。仏間周り以外は簡素な造りとするが、正面一間を葺下ろして向拝とする点が特徴である。

 

浦山堂<うらやまどう> 1棟

  1. 指定 国登録文化財urayama-do.JPG
  2. 分類 有形文化財
  3. 種別 建造物
  4. 所在地 つるぎ町貞光(東福寺)
  5. 指定日 平成29年5月2日
  6. 年代 嘉永元年(1848年)

端四国88箇所霊場の第37番札所。宝形造桟瓦葺の三間堂で、背面寄り中央に一間幅の仏間を設け、四方吹放ちで、四方に縁を廻らし、天井は棹を疎らに配する棹縁天井とする。軒は疎垂木。仏間廻り、側柱上に組物・彫刻を施し、比較的装飾豊かである。

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