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半田そうめんの歴史

そうめんの庭干し(かどぼし)風景の写真

藩政時代徳島の城下町から麻植・美馬そして上流の三好地方への物資の運搬は、もっぱら平田船などに頼っていたが、半田そうめんは当時その川舟の船頭衆たちの手によって、三輪の方から淡路そして鳴門を経て半田の里にその秘法が伝えられ、そうめん造りに好適な、この地の風土・気候と相まって次第に半田の産業の一つとなった。

四国山脈から吹き降ろす冷たい風と、吉野川の澄んだ水。そして良質の小麦から作られる、半田の優れた風土を象徴する特産品「半田そうめん」。全国的にみても最高級の品質を誇る逸品で、その独特の味は一度食べたら忘れられないほど。

半田そうめんの特徴は、半田そうめん音頭に「コシの強さにノドが鳴る」と歌われているように、やや太めでコシが強いこと。

秋祭りが終わるころには町のいたるところで「そうめんの庭干し(かどぼし)風景」が見られ、半田の冬の風物詩となっている。

日本山海名物図会の写真
『日本山海名物図会』より

大和三輪、素麺の名物なり、
細きこと糸の如く、白きこと雪のごとし、
ゆでて太らず、全国よりいづる素麺の
あ わ及ぶところに非ず、
又阿波路よりいづるも、名産なり、
三輪におとらず。
それ、三輪素麺は、大己貴命の神社なり、
御神体は山にて、鳥居ばかりにて社なし
参詣人おほき故三輪の町繁盛せり、
旅人を泊むる旅館にも、
名物なりとて、素麺にてもてなすなり。

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